【雑学】ハロウィンの伝統お菓子【かぼちゃ無し】

雑学

10月のイベントといえばハロウィンですね。

ハロウィンといえばかぼちゃ。この時期になるとかぼちゃを使った料理やお菓子のレシピがあちこちで目に付くようになります。

ですが、「ハロウィンは楽しみたいけど、かぼちゃは好きじゃないんだよなあ…」という人もいることでしょう。

ご安心ください、かぼちゃを使っていない伝統的なお菓子があります。

ハロウィンの伝統的なお菓子

その名も「バームブラック(バーンブラック)」

ハロウィン発祥の地・アイルランドで食べられる、ドライフルーツ入りの菓子パンです。

食後のデザートとして食べるもので、中にものを入れて運勢を占います。

イタリアのパネトーネとフランスのガレット・デ・ロワを足したようなお菓子ですね。

占いのやり方

バームブラックを焼く際に、生地の中に指輪・コイン・布切れ・ボタン・指貫・木片を混ぜ込みます。

切り分けて食べ、自分が食べた分の中に入っていたもので、1年間の運勢が決まります。

占い結果は以下の通り

  • 指輪…1年以内に結婚する
  • コイン…お金持ちになる
  • 布切れ…貧乏になる
  • ボタン…独身男性が結婚できない
  • 指貫…独身女性が結婚できない
  • 木片…結婚生活によくないことが起こる

楽しむためのお菓子で悪い占いのほうが多いというのは面白いですね。

また、すべてお金と結婚に関してです。金運と恋愛運にしか興味がなかったのでしょうか。

注意点

食品ではないものを使用します。

食べる前に参加者全員にきちんと説明すること

人体に影響のない、熱に強いものを、よく洗って使用すること

小さいお子様がいる場合は行わない

以上を守って安全に楽しみましょう。

ハロウィンってそもそも何?

日本ではハロウィンといえば仮装とお菓子のイメージですね。

目的のわからないイベントになってしまっていますが、もともとはケルト人の行事でした。

夏の終わりの収穫を祝う行事で、同時に死者の魂が現世にやってくるともされています。日本でいうところのお盆のようなものですね。

それがキリスト教に取り入れられ、アメリカで変貌し、日本にやってきたのが今のハロウィンです。

もともとハロウィンにかぼちゃは登場しません。ジャック・オ・ランタンはカブで作られていました。

伝えらえれていくうちに全く違うものに変わってしまうというのは、よくあることですね。

伝統を知りつつ、好きなように楽しもう

つらつらと伝統のハロウィンについて述べましたが、じゃあ現代のハロウィンは間違っているのかというと、そんなことはありません。

せっかく楽しい行事があるのですから、自分の好きなように(人に迷惑はかけないように)楽しみましょう。

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